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メッセージ

理事長 市原 達朗

  • 財団法人京都高度技術研究所
    京都環境ナノクラスター本部 事業統括

地域主権、自主的運営の必要性が高まる中、この度、一般社団法人ネオマテリアル研究会が誕生しました。関西(日本)のみならず、グローバルな動きにも対応した、誠に時期を得た素晴らしい出来事と考えます。ただし、当該法人が、周囲の期待に沿う効果を齎すためには、二つの課題をクリアする事が必要です。

その一つは、外部からの資金援助の無い自立化、いまひとつは、資源枯渇・エネルギー・環境等、地球課題の解決とも言える大きな目標と、会員メンバーの利得の確保と言う、半ば、相克する要素をいかに上手にバランスさせるかであります。いかにも大変な挑戦とも響きますが、翻って考えるに、これらは、21世紀を生き抜くには、総ての社会的存在に課せられた課題であり、逃げて済む話ではありません。後世、『先進地域の先達』と評価されるべき試みの一つが、ここに新たな一般社団法人として誕生しました。我々の手で、明るい将来への道筋の一つを構築すべく、関係各位の全知全能を収斂する御協力を御願いする次第であります。


副理事長 村上 正紀

  • 学校法人立命館 副総長

我が国の素材産業が、長年、世界のトップレベルを堅持出来たのは、幸いにも豊富な地下資源(鉱石・化石燃料)を海外から容易に輸入出来たためである。しかし、1990年以降は、開発途上国の急激な生活水準の向上と人口増加に伴い、地下資源の枯渇が浮き彫りなり、日本の輸入が困難になり始め、我が国のものづくり大国の地位が危ぶまれてきた。

20世紀の地下資源の急激な多量消費は、資源の高騰・枯渇問題だけでなく、地球が誕生以来、数十億年間かけて培われた自然の均衡が崩れ、気候異常、水不足、食料不足など、生存するための環境悪化を引き起こしている。さらに、地下資源保有の有無による経済の不均衡が、貧富の拡大を招き、飢餓を始めとする生活の基本が喪失され、大きな社会問題を引き起こしてきている。日本がものづくり大国としての地位を確保するだけでなく、自然に溢れた地球を後生に残すために、枯渇・希少・有害元素の代替材料の創成および化石燃料の代替を産学官連携により促進し、地下資源の採掘を最小限に食い止めねばなりません。

今年度から新たに設立される「ネオマテリアル創成研究会」は、産学官問わず、地球規模の高い視野で資源課題に挑戦する研究会にしたいとの想いです。今まで同様、皆様方に多大なるお力添えを御願いします。


副理事長 小久見 善八

  • 京都大学 産官学連携本部 特任教授

私たち社会が持続的な発展を維持するためには多くの課題を解決しなければならない。環境、エネルギーの問題に加えて、農業生産を含む資源の確保など、多くの難しい問題がある。これらを解決する唯一の方法は科学技術の革新、イノベーションの進展であるが、その鍵となるのが材料である。一方で、希少金属のようにその資源量が限られていたり、生産地域が限られていたりしてその利用に制約が大きいものがあるが、その使用量の削減や代替材料の開発が望まれている。

このような背景の下、本ネオマテリアル創生研究会は今後の発展のキーとも言われる希少金属のような材料を有効に利用し、また、その制約に縛られない新材料の開発に貢献することを目指しています。新材料の開発からその産業利用までの幅広い分野の皆様の参画を期待しております。


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